あるところに鳥がいました
その鳥はかつて居場所がありました とても幸せでした しかし、その場所から出なくてはいけなくなりました… それからその鳥は何かを求めて飛び回りました 居心地のよい場所もありました、でも長くは続きませんでした その代償に背の羽を傷つけて… それでも飛び続けました その羽が悲鳴を上げました それでも、なんとか力を振り絞って、最後の場所に辿り着きました そこには一人の少女がいました 少女はその鳥の羽を撫でながらそっと抱きしめました その鳥の羽はもう空を飛ぶことが出来ないくらいにボロボロになっていました でも、その鳥は背の羽がもう治らなくてもいいから、ずっとこのままで居たいと願いました そして…、その鳥は少女の腕の中でゆっくりと眠りにつきました… #
by y-yothy
| 2005-02-18 22:59
| 詩
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